【初心者向け】Illustratorで3Dイラストレーションを作る

こんにちは、デジタルライトの大石です。
今回はAdobe Illustratorで下の画像のような3Dイラストレーションを作っていきます。

フラットデザインを作る

3Dにするにはまず2Dでデザインしていきましょう。アートボードの大きさは[幅1280px][高さ1024px]としました。

寿司のイラストを書く

今回は寿司を3Dにしたいと思います。

角丸の正方形を作る

まずは角丸の正方形を作ります。[長方形ツール]を選んで正方形を作りましょう。今回は1辺200px、線の色はなし、塗りの色を黒としました。そして四角にある丸印を内側にドラッグするとすべての角が丸くなります。このときRという値が出てきますが、今回はおよそ30pxとしました。(だいたいでいいです)

パスのオフセットを設定する

続いてはパスのオフセットを設定します。先ほど作成した正方形を選択した状態で画面上部の[オブジェクト]から[パス]>[パスのオフセット]と選択するとオフセットの値を入力できるので[-15px]と入力します。

色を変更してもう一度繰り返す

内側の正方形が選択されている状態で塗りの色を白にします。そして内側の正方形に対してもう一度[オブジェクト]>[パス]>[パスのオフセット]を選択して次は[-35px]とします。
そしてできた最も内側の正方形を、最初に角丸にしたように角の丸印を内側にドラッグして角丸にし、塗りの色を[#ef8a8a]に変更します。
また、このとき楕円形ツールで[幅42px][高さ42px]の円を[#83c038]で、線を5ptとして用意しておきます。

3D化する

フラットデザインができたらいよいよ3D化していきます。超簡単です。まずは寿司のイラストを全選択して右クリックでグループ化します。そしたら画面上部の[ウィンドウ]から[3Dとマテリアル]を選択して[膨張]をクリックするだけです。
これだけでそれっぽくなりました。あとは向きや光の位置などを調整するだけです。

調整をおこなう

あとは地道な作業です。

プリセットを変更する

下にスクロールするとでてくる[プリセット]を[アイソメトリック法ー上面]に変更しましょう。

奥行きとボリュームを変更する

また上にスクロールして戻ると[奥行き]があるので、そこの数値を[50mm]とします。また、[ボリューム]を[60%]とします。

粗さとメタリックを変更する

次は隣のマテリアルタブに変更して、下部にある[粗さ][メタリック]をそれぞれ[0.15][0.3]に変更しましょう。

ライトを調整する

ライトタブに変更し、その横にある[リアルタイムプレビューに切り替え]をくりっくして、[強度100%][回転-65°][高さ45°][強度50%]としてシャドウをオンにしましょう。

ネギ(緑丸)に同様の操作を行う

一連の流れを先程用意していたネギ(緑丸)にも行います。丸をコピペして複数をまとめて3D化することもできて、[粗さ][メタリック]以外の要素はまとめて効果をつけることができました。

角度をつける

あとは重なっていたり端にあるネギに角度をつけることでよりリアルさが増します。角度をつけたい要素を選択して中心付近にカーソルを移動させると、[X,Y,Z軸を中心に回転]をドラッグすることで回転させ、角度をつけることができます。これを繰り返して完成です。